横浜市瀬谷区の駐車場舗装専門業者「駐車場舗装工事PRO」(株式会社K.Y.S)です。駐車場の舗装を検討していると、「アスファルトは何cmあれば足りるのか」「見積書のt=5cmとは何のことか」「業者によって路盤の厚さが違うのはなぜか」といった疑問が出てきます。実は、駐車場の舗装の厚さには国土交通省が公的に示した標準断面があり、それを知っておくだけで見積書の読み方が大きく変わります。
この記事では、公共の道路舗装も手がけてきた当社が、駐車場の舗装構成(表層・路盤・路床の重ね構造)と厚さの基準を、国土交通省「構内舗装・排水設計基準」の原文を出典に、断面図と表で解説します。
この記事の要点
- 駐車場の舗装は「表層(アスファルト)・路盤(砕石)・路床(地盤)」の重ね構造で、交通量が多い場合はさらに基層が入ります。
- 国土交通省「構内舗装・排水設計基準」では、乗用車だけが使う駐車場の標準は表層5cm+路盤15cmです。
- 大型車(車両重量5t以上)が出入りすると、地盤の強さによっては路盤が20〜25cmに増え、特に弱い地盤では改良工事が先に必要になります。
- 舗装の厚さは面積では決まらず、「どんな車が何台通るか」と「地盤の強さ」で決まります。
- 見積書の「t=5cm」は表層の厚さのこと。路盤の厚さと材料は別の行に書かれているので、相見積もりでは必ず確認しましょう。
あなたの広さだと、総額はいくら?
広さと工事の種類を選ぶと、その場で目安が出ます。
車1台分は約15㎡、2台分は約30㎡が目安です。
駐車場の舗装構成とは|表層・基層・路盤・路床の役割
舗装は、表面に見えるアスファルトやコンクリートの一枚板ではなく、役割の違う層を重ねた構造物です。駐車場のアスファルト舗装なら、上から次の3〜4層で構成されます。
- 表層(ひょうそう)…一番上のアスファルト混合物の層。タイヤの荷重を直接受け、雨水を下に通さない役割を持ちます。
- 基層(きそう)…表層の下に設けるアスファルト混合物の層。交通量が多い道路などで表層を補強するために入れるもので、乗用車中心の駐車場では省かれるのが一般的です。
- 路盤(ろばん)…砕石(クラッシャラン・再生クラッシャラン・粒度調整砕石など。道路用砕石はJIS A 5001に規格があります)を敷いて締め固めた層。表層が受けた荷重を分散させて、下の地盤へ伝える舗装の土台です。
- 路床(ろしょう)…舗装の下にあるおよそ1mの地盤。分散された荷重を最終的に受け止めます。
当社の別記事でも触れているとおり、コンクリート舗装は硬い版そのもので荷重を支え、アスファルト舗装は路盤と一体になって荷重を支えるという違いがあります。どちらの舗装でも、見えない路盤と路床が仕上がりと寿命を左右する点は共通です。
なぜ「路盤」が舗装の寿命を左右するのか
舗装の劣化でよくあるのは、表面のアスファルトがすり減って壊れるのではなく、下の路盤や路床が荷重に耐えられずに壊れるパターンです。路盤が薄い、締固め(転圧)が不十分、埋め戻した土の上にそのまま舗装した──こうした現場では、数年で次の連鎖が起きます。
- 路盤が荷重でわずかに変形し、表面に細かいひび割れが出る
- ひび割れから雨水が浸み込み、路盤・路床が軟らかくなる
- 軟らかくなった路盤がさらに変形し、亀甲状のひび割れや陥没に進行する
亀の甲羅のような網目状のひび割れは、路盤まで傷んでいるサインです(詳しくは「駐車場のひび割れ・陥没の補修費用」で解説しています)。当社が「舗装の寿命は表面材よりも路盤と土の締固めで決まる」とくり返しお伝えしているのは、この連鎖を現場で見てきたからです。
駐車場舗装の厚さの基準|国交省「構内舗装・排水設計基準」の標準断面
駐車場の舗装の厚さについて、公的に示された標準断面が、国土交通省大臣官房官庁営繕部の「構内舗装・排水設計基準(平成27年制定)」です。国の庁舎など官庁施設の敷地内にある車路・駐車場の舗装を設計するための基準で、車種別・地盤別に厚さが表で定められています。
この基準は官庁施設向けのもので、民間の駐車場に法的な義務があるわけではありません。ただし、駐車場という使われ方を想定して国が定めた数少ない公的基準なので、「自分の駐車場の見積もりの厚さは妥当か」を判断する物差しとして参考になります。以下、基準の章番号・表番号とともに紹介します。
乗用車だけが使う駐車場: 表層5cm+路盤15cmが標準
基準の2.3.4では、車路・駐車場のアスファルト舗装は表層厚5cmとし、路盤厚は表2.3.1で決めると定められています。路盤厚は「設計CBR(地盤の強さを表す数値。大きいほど強い)」と「疲労破壊輪数(設計期間中にどれだけ重い車が通るかを表す数値)」の組み合わせで、次のように15〜25cmの範囲になります。
| 設計CBR (地盤の強さ) |
N 1,000以下 | 1,000超 2,000以下 |
2,000超 3,000以下 |
3,000超 4,500以下 |
4,500超 5,000以下 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8以上 | 15cm | 15cm | 15cm | 15cm | 15cm |
| 6 | 15cm | 15cm | 15cm | 15cm | 20cm |
| 4 | 15cm | 15cm | 20cm | 20cm | 20cm |
| 3 | 15cm | 20cm | 20cm | 25cm | 25cm |
※国土交通省「構内舗装・排水設計基準」表2.3.1(車路・駐車場のアスファルト舗装の路盤厚。クラッシャラン又は再生クラッシャランを用いる場合)より作成。N=疲労破壊輪数(49kN)。
ポイントは、乗用車(2t未満の小型車両)はこの計算上ほとんど数字に響かないことです。基準の資料にある換算式で試算すると、乗用車だけの駐車場なら1日400台出入りしても表の一番左の列(N1,000以下)に収まります。つまり、乗用車のみの駐車場は、地盤が普通(設計CBR3以上)であれば表層5cm+路盤15cmが標準ということです。
なお、人しか通らない歩行者用通路は表層3cm+路盤10cm(基準2.4.2)とさらに薄くなります。「車が乗るか、人だけか」で必要な厚さが変わることが、基準の数字からも読み取れます。
大型車(車両重量5t以上)が出入りする駐車場: 路盤が20〜25cmに増えることも
基準の資料編(構内舗装・排水設計基準の資料)の資料表2.3.1では、車両を重さで3つに区分しています。
| 区分 | 車両重量 | 想定される車両 | 輪荷重の代表値 |
|---|---|---|---|
| 大型車両 | 5t以上10t未満 | 大型バス、10tトラック、大型ダンプトラック | 49kN |
| 中型車両 | 2t以上5t未満 | 5tトラック、ゴミ収集車、ワンボックス型営業車 | 17kN |
| 小型車両 | 2t未満 | 普通自動車、軽自動車 | 7.5kN |
※国土交通省「構内舗装・排水設計基準の資料」資料表2.3.1より作成。輪荷重=タイヤ1輪が路面にかける荷重。kNは力の単位で、49kNはおよそ5tの重さに相当します。
資料の換算式(N49=N大+0.0145×N中+0.0006×N小)では、小型車両の係数は0.0006しかありません。逆算すると、大型車1台が舗装に与える負担は、乗用車およそ1,700台分に相当します。トラックやバスが入る駐車場で路盤を厚くしなければならない理由は、この負担の差にあります。
実際に試算すると、大型車が1日1台通るだけで表の右寄りの列に入り、設計CBR4なら路盤20cm・CBR3なら25cmと路盤が厚くなります(設計CBR6以上の良好な地盤なら15cmのままの場合もあります)。大型車が日常的に複数台出入りする場合は表の範囲(疲労破壊輪数5,000)を超えるため、基準でも表によらず個別に構造設計することとされています(基準2.3.4(3))。工場や資材置き場など10t車・重機が入る敷地の舗装は、駐車場の標準構成の延長では設計できない、ということです。
なお当社の現場感覚では、10tトラックやダンプが日常的に出入りする駐車場は路盤を30cm以上見ることが多く、基準の表より厚めに考えています(詳しくは後述の「代表の現場感覚」)。
地盤(路床)が弱い場合: 設計CBR3未満は先に地盤改良
基準の2.3.3では、路床の設計CBRが3未満の場合、置換処理(良い土に入れ替える)または安定処理(セメント系固化材などを混ぜて固める)で地盤を改良し、設計CBR3以上を確保すると定められています。どんなに路盤を厚くしても、その下の地盤が軟らかければ舗装は支えられない、ということです。
注意が必要なのは、粘土質の土地、埋め戻しした土地、建物の解体跡地などです。当社が施工した病院関係者様用駐車場の事例では、建物解体後の地盤が緩んでいたため、セメント改良で地盤を安定させてから路盤・舗装へと進めました。地盤改良が必要かどうかは、現地の状態を見て判断します。
コンクリート舗装の場合: 版厚15cm+路盤15cm、大型車ありは20cm+20cm
同じ基準の2.5.2では、車路・駐車場のコンクリート舗装について、大型車両(重量5t以上)の通行が見込まれない場合はコンクリート版厚15cm+路盤厚15cm、見込まれる場合は版厚20cm+路盤厚20cmと定められています。コンクリート版には溶接金網(鉄線径6mm・網目寸法150mm)を入れることも定められています。
当社の「コンクリート舗装の費用」の記事では、乗用車のみの駐車場で「厚み10cm程度+砕石路盤10cm程度」という一般的な例を紹介していますが、これは住宅の駐車場などで広く行われている仕様で、当社でも一般家庭の駐車場は版厚10cmを目安にしています(業者によっては7〜10cmの範囲で施工されています)。官庁営繕の基準はそれより厚い15cmを標準としており、使う車と求める耐久性によって版厚の考え方が変わると整理してください。大型のトラックが乗るのに10cmの版で施工すれば、割れのリスクは高くなります。
透水性舗装・インターロッキングの層構成
雨水を表面から下に浸透させる透水性舗装は、水を通す特殊な表層を使い、路盤まで雨水を浸透させる構造です。基準では歩行者用通路の透水性舗装について、路盤の下にフィルター層(砂の層)10cmを設け、路床との間に不織布を敷くことが定められています(基準2.12.2)。車路・駐車場に使う場合は、耐久性や目詰まりに十分留意して仕様を決めることとされています。
ブロックを敷き並べるインターロッキングブロック舗装は、ブロックの下に敷砂2cm、その下に路盤10cm(地盤や交通量によって15cm)という構成です(基準2.7.2)。また基準の資料では、表面排水のためにインターロッキングの車路・駐車場は横断勾配2%を確保するとされています(資料2.7.1)。どの舗装を選ぶかの比較は「駐車場舗装の種類と選び方」をご覧ください。
公共道路の舗装構成と駐車場の違い|道路をつくってきた会社の見方
公共の道路には、別の基準「舗装の構造に関する技術基準(平成13年 国土交通省)」があります。その表1-3では、表層と基層を合わせた最小の厚さが、舗装計画交通量(その道路を通る大型車の1車線あたりの1日交通量)に応じて次のように定められています。
| 舗装計画交通量T(大型車・台/日) | 表層と基層を加えた最小厚さ |
|---|---|
| 250未満 | 5cm |
| 250以上 1,000未満 | 10cm |
| 1,000以上 3,000未満 | 15cm |
| 3,000以上 | 20cm |
※「舗装の構造に関する技術基準」表1-3より作成。注記では、舗装計画交通量が特に少ない場合は3cmまで低減できるとされていますが、これはあくまで条件付きの低減値です。
ここで注目したいのは、道路の設計は「大型車が1日に何台通るか」で決まるという点です。乗用車が何万台通っても、舗装を傷めるのは主に重い車です。駐車場は道路に比べて大型車がほとんど通らないため、道路より薄い構成(表層5cm+路盤15cm)で成立します。逆に言えば、同じ「アスファルト舗装」でも、道路と駐車場では設計の前提がまったく違います。
| 項目 | 公共道路 | 駐車場(乗用車のみ) |
|---|---|---|
| 設計の物差し | 大型車の1車線あたり日交通量(舗装計画交通量) | 出入りする車の種類と台数、地盤の強さ |
| アスファルト層 | 表層+基層で5〜20cm以上 | 表層5cmが標準(基層なし) |
| 路盤 | 上層・下層に分かれ厚い | 1層15cm(大型車あり・地盤によっては20〜25cm) |
| 共通する骨組み | 路盤づくり・敷きならし・転圧・水勾配の基本は同じ | |
当社は公共工事(道路舗装)の実績があります。公共の道路舗装では、舗装の厚さ・平坦性・締固めが発注者に管理・確認される世界で、「厚さを図面どおりに、路盤を均一に締め固める」ことが当たり前の品質として求められます。駐車場は道路より薄い構成で済みますが、路盤づくり・敷きならし・転圧・水勾配という骨組みは道路と共通です。薄いからこそ、路盤の出来がそのまま寿命に響きます。
なお、厚くすればするほど良いというものでもありません。必要以上の厚さは材料費と掘削土の処分費を押し上げ、費用がかさみます。逆に不足すれば早期劣化につながります。「使う車に見合った厚さ」を見極めることが、費用と耐久性のバランスの取れた設計です。
当社の駐車場舗装の考え方と施工事例
当社では、舗装構成を面積や坪数から機械的に決めることはしません。現地調査で「その駐車場にどんな車が出入りするか」「地盤の状態はどうか」「既存の下地は活かせるか」を確認したうえで、表層・路盤の構成を決めています。乗用車だけの月極駐車場と、ゴミ収集車が転回する集合住宅の駐車場、10tトラックが出入りする資材置き場では、同じ面積でも適切な構成が違うからです。
代表・阿部幸一の現場感覚
基準の数字を押さえたうえで、当社の代表が現場で判断している考え方をまとめます。
- 路盤の厚さは「何が乗るか(積載荷重)」で決めますが、その下の路床の具合で何通りにもなるため、一言で「何cm」とは言えません。まず路床ありき、が当社の考え方です。
- 10tトラックやダンプ、バスが日常的に出入りする駐車場は、路盤30cm以上を見ることが多く、基準の表(20〜25cm)より厚めに考えています。
- 表層の3cm仕上げは、人や自転車・バイクなどの軽車両が通る場所向けです。乗用車が乗る駐車場は5cmを目安にしています。
- 地盤(路床)が緩い場合のセメント改良は、現場によりますが深さ10〜30cm程度で行っています。
- 転圧の回数や機械の使い分けは、路盤材の種類・含水・気温で変わるため、記事では数字を出しません。現地で確認して決めています。
施工事例で見る舗装構成の実際
【事例1】海老名市・店舗駐車場24台分(砂利敷きからの舗装化)
長年使われて締まった既存の砂利を路盤として活かし、不陸整正(表面の凹凸をならす作業)と砂利の補充で下地を整えてから、厚さ50mmのアスファルト舗装を施工しました。既存舗装の撤去が不要だったこともあり、24台分を2日間で完了しています。詳しくは「海老名の砂利駐車場をアスファルト舗装にした事例」をご覧ください。

このように、長年締まった砂利・砕石は路盤(の一部)として活かせることが多く、撤去・処分費を抑えられます。見た目は「砂利の上に舗装しただけ」でも、砂利が路盤の役割を果たせるかどうかの見極めが品質を分けます。
【事例2】病院関係者様用駐車場(解体跡地の地盤改良)
建物解体後の緩んだ地盤(路床)をセメント改良で安定させてから、路盤づくり・舗装へと進めた事例です。国交省基準の「設計CBR3未満は改良する」という考え方を、現場の判断として実践した形になります。

【事例3】資材置き場250㎡(転圧と勾配)
従業員駐車場を兼ねる資材置き場では、路盤の転圧を丁寧に行い、横断勾配2%・縦断勾配1%を確保して施工しました。転圧はローラーなどの重機で層を締め固める作業で、舗装工事の工程の中でも仕上がりを最も左右する工程のひとつです。

勾配と排水も舗装構成の一部
層の厚さと並んで大切なのが、水を残さない勾配の計画です。国交省基準でも「雨水が舗装面等に溜まらないよう、舗装面等の排水の方向、勾配等を計画する」と定められています(基準4.1(4))。層構成が完璧でも、水はけが悪ければひび割れから雨水が浸みて路盤を傷め、せっかくの構成が台無しになります。
目安として、当社では横断勾配2%前後・縦断勾配1%程度を基本に計画します。0.5%以下の勾配は施工誤差に飲まれて水が動かず、水たまりの原因になります。勾配の考え方と水たまりの原因・対策は「駐車場の水たまりの原因と直し方」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
「うちの場合はいくら?」にお答えします
図面・広さ・現在の状態がわかれば、現地調査の前に概算のお見積りをお出しします。お見積りは無料。下請けを使わない完全自社施工です。
受付 平日9:00〜17:00 | フォームは24時間受付 | しつこい営業はいたしません
見積書の「t=5cm」「路盤t=15cm」の読み方
舗装工事の見積書には、「t=5cm」「t=50」のような表記がよく出てきます。tはthickness(厚さ)の頭文字で、その層の仕上がり厚を表します。たとえば次のような行です。
- 表層工 密粒度アスコン(13) t=5cm…表面のアスファルト層を厚さ5cmで施工する
- 路盤工 再生クラッシャラン(RC-40) t=15cm…再生砕石を厚さ15cmで敷き、締め固める
路盤材の名前は次のように読みます。RC-40は再生クラッシャラン(コンクリートやアスファルトの廃材を砕いて砕石にしたもの)、C-40は山の石を砕いた新材のクラッシャラン、M-30・M-40は粒度調整砕石(粒の大きさをそろえて締め固まりやすくしたもの)です。末尾の数字は、いちばん大きい石の寸法(mm)を表します。
この記事で見てきたとおり、表層の厚さは基準でほぼ5cmに決まっており、会社ごとの差はあまり出ません。相見積もりで総額に差がつく最大の要因は、路盤の仕様(材料と厚さ)と、その下の処理です。見積書では次の点を確認してください。
- 路盤の厚さと材料名(クラッシャラン、再生クラッシャランなど)が明記されているか
- 地盤改良や既存舗装の撤去など、路盤より下の処理が含まれているか
- 既存の砂利・砕石を活かす場合、その旨と補充分の扱いが書かれているか
- 安い見積もりは、路盤が薄い・処理が省かれているだけではないか
同じ面積の駐車場でも見積額が大きく違う理由は「相見積もりで金額が違う理由と比較のポイント」で詳しく解説しています。なお、費用の相場観はアスファルト舗装の費用・駐車場舗装の費用の記事にまとめていますが、小規模な工事では職人の人件費や重機の回送費など面積に比例しない費用が大半を占めるため、㎡単価だけでは判断できません。厚さと費用の関係も「厚いほど高い」という単純な比例ではなく、現地の条件で決まります。
よくある質問
駐車場のアスファルトは何cmあれば大丈夫ですか?
乗用車だけが使う駐車場なら、国交省「構内舗装・排水設計基準」で表層5cmが標準です。道路向けの技術基準には「交通量が特に少ない場合は3cmまで低減できる」という注記がありますが、これは条件付きの低減値です。薄くするほど路盤の出来が仕上がりを左右するため、厚さの数字だけでなく路盤とセットで判断してください。当社の現場感覚でも、人や自転車・バイク程度が通る場所は3cm、乗用車が乗る駐車場は5cmが目安です。
路盤が10cmの見積もりは薄すぎますか?
官庁営繕の基準では、乗用車のみの駐車場でも路盤は15cmが標準で、10cmは歩行者用通路の値です。ただし、長年締まった既存の砂利を路盤として活かす場合は、新しく入れる砕石の厚さが薄く見えることがあります。「新規の砕石だけで10cmなのか、既存の下地と合わせた設計なのか」を業者に確認するのがおすすめです。
トラックが月に数台入るだけでも大型車用の構成が必要ですか?
国交省基準の資料では、通過台数は日常的な実態または想定で設定し、年に数台程度の稀な通行は考慮しなくてよいとされています。毎日のように出入りするのか、引っ越しや工事のときだけなのかで判断が変わりますので、現地調査の際に車の使われ方をお聞かせください。
舗装を2倍の厚さにすれば寿命も2倍になりますか?
なりません。舗装の寿命は表層の厚さだけでなく、路盤の厚さと締固めの質、水はけ、地盤の強さ、使われ方の組み合わせで決まります。必要以上に厚くしても費用が増えるだけで、路盤や排水に問題があれば劣化は防げません。詳しくは「駐車場舗装の耐用年数」をご覧ください。
既存の砂利駐車場の砂利は路盤として使えますか?
長年車が乗って締まった砂利・砕石は、路盤(の一部)として活かせることが多いです。活かせれば撤去・処分費を抑えられ、工期も短くなります。締まり具合は現地で確認して判断します。詳しくは「砂利のままとアスファルト化の比較」で解説しています。
自分の駐車場に必要な舗装構成は現地調査で分かりますか?
分かります。現地調査では、地盤の状態、既存の舗装や砂利の状態、出入りする車の種類、雨水の流れ先などを確認し、それに合わせた構成と見積もりをご提案します。当社は見積無料です。
対応エリア・無料見積もりのご案内
駐車場舗装工事PRO(株式会社K.Y.S)は、横浜市を中心に神奈川県内、東京都町田市・八王子市の駐車場舗装に対応しています。創業25年、公共工事(道路舗装)の実績があり、下請けを使わない完全自社施工で、路盤づくりから仕上げまでを一貫して管理します。
- 建設業許可: 神奈川県知事許可(般-6)第75223号
- 横浜市排水設備指定工事店: 指定番号第11477号
- 見積無料
「この見積もりの厚さは妥当?」「うちの地盤で大丈夫?」といったご相談だけでもお気軽にどうぞ。お電話(045-301-3949・平日9:00-17:00)またはお問い合わせフォームからご連絡ください。
監修者からの一言
舗装は、できあがってしまえば表面しか見えません。だからこそ、表層の下の路盤をどう作ったかで職人の仕事の差が出ます。道路の舗装では厚さも締固めも検査で確認される世界でやってきましたから、駐車場でも同じ感覚で路盤を作っています。厚さの数字はこの記事にある基準が目安になりますが、地盤や使い方は現場ごとに違います。迷ったら現地を見せてください。それが一番確実です。
駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部 幸一
店舗・病院・工場・月極駐車場など、法人・施設のご担当者様へ
営業中の駐車場を区画ごとに分けて施工する工程のご提案、大型車が出入りする構内の舗装、複数物件のまとめてのご相談にも対応しています。図面・広さ・現在の状態がわかれば、現地調査の前に概算のお見積りをお出しします。
横浜市の一般競争入札有資格者名簿(工事)に登載。公共工事(道路舗装)の実績があります。