この記事の要点
- 駐車場舗装工事は「現地調査 → 掘削 → 路盤づくり → 転圧 → 舗設(舗装) → ライン引き → 引き渡し」という流れで進みます。
- 仕上がりの美しさや耐久性は、完成すると見えなくなる「路盤」と「転圧」の品質で大きく決まります。
- 水たまりを防ぐには、舗装面に適切な勾配(こうばい:水を流すための傾き)を設ける設計が欠かせません。
- 住宅用のアスファルト舗装であれば、一般的な工期は1〜2日程度が目安です(規模・天候により変動します)。
- 当社は公共の道路舗装で培った工程管理で、掘削からライン引きまで完全自社施工で対応します。
駐車場舗装工事の流れ(工程の全体像)
「駐車場の舗装工事は、いったいどんな手順で進むのだろう」と気になる方は多いものです。表面のアスファルトを敷くだけの単純な作業に見えますが、実際は複数の工程を順番に積み重ねて、はじめて長く使える駐車場に仕上がります。まずは着工から完成までの全体像を、工程表で確認してみましょう。
| 工程 | 作業内容 | 目安の期間 |
|---|---|---|
| ①現地調査・お見積もり | 広さ・地盤・排水を確認し、工事内容と費用をご提示 | 調査は当日、見積もりは後日 |
| ②掘削(すき取り) | 舗装に必要な深さまで表土や既存路面を掘り下げる | 半日〜1日 |
| ③路盤工 | 砕石(さいせき)を敷き、平らに整える下地づくり | 半日〜1日 |
| ④転圧・勾配確保 | ローラー等で締め固め、水はけの傾きを付ける | 路盤工と同時進行 |
| ⑤アスファルト舗設 | 加熱した合材を敷きならし、締め固めて仕上げる | 半日〜1日 |
| ⑥ライン引き・引き渡し | 区画線や車止めを設置し、養生後にお引き渡し | 半日 |
住宅用の一般的なアスファルト舗装であれば、②から⑥までを1〜2日程度で仕上げるケースが多くなります。ただし面積が広い場合や、切下げ・排水工事を伴う場合は、日数が延びることがあります。切下げ工事の申請から施工までの流れは「L型側溝の切下げ工事とは|申請から施工までの流れと費用(横浜市)」で解説しています。
①現地調査・お見積もり
工事の第一歩は現地調査です。駐車したい台数、土地の広さ、地盤の状態、そして雨水がどちらに流れるか(排水)を実際に確認します。この段階で「何台分の区画を取れるか」「勾配をどう付ければ水たまりができないか」といった、仕上がりを左右する要素をおおまかに設計します。
当社では現地調査は事前に現場の情報をお知らせいただいたうえで承っており、その内容をもとにお見積もりを作成します。工事内容と費用にご納得いただいてから着工しますので、費用の全体像を先に把握したい方は、あわせて駐車場舗装工事の費用相場もご覧ください。
②掘削・路盤づくり(仕上がりを決める見えない工程)
ご契約後、いよいよ着工です。最初に行うのが「掘削(くっさく)」、いわゆるすき取りです。これは、砂利や表土、あるいは古い舗装を、舗装に必要な深さまで掘り下げる作業です。掘削が浅すぎると舗装が薄くなり、車の重みで早期に沈下やひび割れを起こす原因になります。
掘り下げたら、次は「路盤(ろばん)工」です。路盤とは、アスファルトの下に入る砕石(細かく砕いた石)の層のことで、車の荷重を地面へ分散させる土台の役割を担います。この砕石を敷きならし、平らに整えていきます。
完成後の駐車場は表面のアスファルトしか目に入りませんが、実際の使いやすさや耐久性は、この見えない路盤の出来で大きく変わります。当社が施工した事業用駐車場の事例でも、仕上がってからは見えなくなる部分にこそ工夫を凝らし、路盤をしっかり締め固めることで沈下やひび割れを抑える施工を行いました。
③転圧と勾配設計(水はけを左右する重要工程)
路盤を敷いたら、ローラーやプレートといった機械で「転圧(てんあつ)」を行います。転圧とは、地面を強く締め固める作業のことです。ここをしっかり行うかどうかで、舗装後の沈下や不陸(ふろく:路面のデコボコ)の出方が変わってきます。舗装の耐久性を裏で支える、地味ですが極めて重要な工程です。
そしてこの段階で欠かせないのが「勾配(こうばい)」の確保です。駐車場の路面は一見平らに見えますが、水を一方向へ流すためにわずかな傾きを付けています。傾きが不足すると雨水が滞留し、水たまりの原因になります。当社の250㎡のアスファルト舗装事例では、横断勾配2%・縦断勾配1%を確保して施工し、雨水が滞留しにくいよう配慮しました。この勾配設計は、公共の道路舗装で培った技術が活きる部分です。
④アスファルトの舗設(舗装)
下地が整ったら、いよいよアスファルト舗装です。工場から運ばれてきた加熱アスファルト合材(がっざい)を、路盤の上に均一に敷きならしていきます。合材は熱いうちに素早く作業する必要があるため、ここは職人の段取りとスピードが問われる工程です。
敷きならした合材は、温度が下がる前にローラーで転圧して締め固めます。この締固めによって表面が平滑になり、密度の高い丈夫な舗装に仕上がります。舗設が終わった直後は路面がまだ高温で柔らかいため、冷めて固まるまでは車を乗り入れないよう養生(ようじょう)します。コンクリート舗装の場合は、固まるまでの養生に数日を要する点がアスファルトとの違いです。アスファルトとコンクリートの使い分けはこちらの比較記事で詳しく解説しています。
⑤ライン引き・引き渡し
舗装面が十分に冷めて固まったら、区画線(白線)や駐車番号、車止めなどを設置します。月極駐車場や店舗駐車場では、この区画のレイアウトが使い勝手を大きく左右します。ライン引きの費用感については区画線・ライン引き工事の費用で目安をご確認いただけます。
最後に仕上がりを確認し、問題がなければお引き渡しです。舗装は施工後しばらく養生期間を設けることで、より安定した路面になります。当社施工に起因する不具合や、施工後間もない手直しについては個別にご相談を承ります。
施工事例で見る工事の流れ
実際の現場では、これらの工程を土地の状況に合わせて組み立てます。たとえば砂利敷きだった資材置き場を舗装した250㎡のアスファルト舗装事例では、掘削・路盤づくりに加えて勾配設計(横断2%・縦断1%)と転圧を丁寧に行い、資材置き場と従業員駐車場を兼ねた安定した路面に仕上げました。
また、個人オーナー様の事業用駐車場の事例では、完成後に見えなくなる路盤や勾配の部分にこそ手を抜かず、オーナー様のご要望を反映した使いやすい駐車場を実現しています。工程一つひとつの積み重ねが、長く使える駐車場につながります。
よくある質問
駐車場の舗装工事は何日くらいかかりますか?
住宅用の一般的なアスファルト舗装であれば、掘削から舗設・ライン引きまで1〜2日程度が目安です。面積が広い場合や、切下げ・排水設備の工事を伴う場合は日数が延びます。正確な工期は現地調査のうえでご案内します。
工事中は車を停められませんか?
工程中は掘削や舗設のため、その区画への駐車はできません。舗設直後のアスファルトは高温で柔らかく、固まるまで乗り入れられないため、車の移動先を事前にご相談いただくとスムーズです。区画を分けて段階的に施工できる場合もあります。
雨の日でも工事はできますか?
アスファルト舗装は路面が濡れていると品質に影響するため、雨天時は原則として作業を中止します。天候を見ながら工程を組みますので、日程に余裕を持ってご相談ください。
舗装したあと、いつから車に乗れますか?
アスファルトは舗設後に冷めて固まれば車を乗り入れられますが、より安定させるため一定の養生期間を設けることをおすすめします。コンクリート舗装の場合は、固まるまでに数日の養生が必要です。
対応エリア・無料見積もりのご案内
駐車場舗装工事PRO(株式会社K.Y.S)は、横浜市を中心に神奈川県内および東京都町田市・八王子市で、駐車場の舗装工事を承っております。掘削から路盤づくり、転圧、舗設、ライン引きまで、すべての工程を完全自社施工で対応します。対応工事の一覧はサービス一覧をご覧ください。「工事の流れをもっと詳しく知りたい」「うちの土地だと何日かかるのか見てほしい」といったご相談も歓迎です。
お見積もりは無料です(現地調査は事前に現場の情報をお知らせください)。お気軽にお問い合わせください。
お電話:045-301-3949(平日9:00〜17:00)
お問い合わせフォーム:https://kys-yokohama.jp/contact/
監修:駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部幸一(神奈川県知事許可(般-6)第75223号)。創業25年、公共の道路舗装から個人宅の駐車場まで手がける舗装のプロフェッショナル。