横浜市を中心に駐車場舗装工事を手がける株式会社K.Y.S「駐車場舗装工事PRO」です。今回は、建物を解体した跡地を病院関係者様用の駐車場として整備した施工事例をご紹介します。解体後の敷地は地盤が緩い状態だったため、セメント改良で地盤をしっかり固めてから舗装を行いました。病院や事業所の駐車場の舗装をご検討中の方、解体跡地の活用をお考えの方の参考になれば幸いです。
この記事の要点
- 建物解体後の跡地は地盤が緩んでいることが多く、そのまま舗装すると沈下やひび割れの原因になります。
- 本事例ではセメント改良で地盤を安定させてから舗装し、病院関係者様用の駐車場として整備しました。
- 舗装だけでなく、街灯2箇所の設置と区画線の設計・施工までワンストップで対応しています。
- 費用は「地盤改良+舗装+付帯工事」の合計で考えるのが基本です。記事後半で一般的な相場観を解説します。
現場の概要
本記事でご紹介するのは、当社施工事例「解体後の地盤をセメント改良して舗装した病院関係者様用駐車場」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用途 | 病院関係者様用の駐車場(事業社用駐車場) |
| 現場の状況 | 建物を解体した跡地。解体後の敷地は地盤が緩い状態 |
| 工事内容 | セメント改良による地盤づくり、舗装工事、街灯2箇所の設置、区画線の設計・施工 |
| 区画線の設計 | 当社で設計を作図し、設計施工で完了(設計はサービスで対応) |
ご相談の背景・課題
建物を解体した跡地を、病院関係者様用の駐車場として整備したいというご依頼でした。現地を確認すると、解体後の敷地は地盤が緩い状態で、そのまま舗装するには不安が残るコンディションでした。
建物の解体跡地は、基礎の撤去や埋め戻し(掘り返した部分に土を戻す作業)によって土がほぐれ、締め固めが不十分なまま残っていることが少なくありません。舗装は表面のアスファルトやコンクリートだけで車の重さを支えているわけではなく、その下にある「路床(ろしょう)」と呼ばれる地盤が最終的に荷重を受け止めています。この路床が緩いままだと、どれだけきれいに舗装しても長持ちしないのです。
もし地盤改良を省いて舗装すると、車の出入りのたびに緩い地盤が少しずつ沈み、表面に不同沈下(場所によって沈み方が違う現象)やひび割れが発生します。ひび割れから雨水が浸み込むとさらに地盤が緩み、傷みが加速するという悪循環に陥り、数年で補修が必要になるケースもあります。補修にかかる費用の目安は「駐車場のひび割れ・陥没の補修費用」で解説していますが、初めから地盤をきちんと固めておくことが、結果的に最も経済的です。
病院駐車場の舗装 施工のポイント
セメント改良で「舗装を支える地盤」をつくる
セメント改良とは、現地の土にセメント系固化材を混ぜ込み、締め固めて地盤の支持力を高める工法です。土を全て入れ替える方法に比べて残土の処分が少なく、解体跡地のように広い範囲の地盤が緩んでいる現場と相性の良い工法です。本工事ではこのセメント改良で地盤を安定させてから舗装を行い、駐車場として長く安心してお使いいただける仕上がりを目指しました。
地盤づくりから舗装仕上げまで一貫施工
地盤が安定したら、舗装の下地となる路盤(砕石の層)を整え、仕上げの舗装へと進みます。舗装の耐久性は、各層をどれだけ均一に締め固められるかで大きく変わります。当社は公共の道路舗装を手がけてきた経験があり、下請けに任せない完全自社施工で、地盤づくりから仕上げまでを一貫して管理しました。現場では大型ダンプを使用して施工を進めています。しっかりした地盤の上に施工した舗装は寿命の面でも有利です。工法ごとの耐用年数の目安は「アスファルトとコンクリートの違い」の記事で比較しています。
街灯2箇所・区画線の設計施工までまとめて対応
本工事では、施主様のご希望により街灯を2箇所設置しました。また、区画線については当社で設計を作図し、設計施工で工事を完了しています(区画線の設計はサービスで対応)。病院関係者様用の駐車場は毎日多くの車が出入りするため、停めやすく動線が交錯しにくいライン計画が大切です。舗装から付帯設備までまとめてご相談いただけるのは、一貫対応の強みです。
現場写真



監修者からの一言
解体跡地でまず確かめるのは、表面の土ではなく埋め戻しの中身です。今回は基礎の撤去で土がほぐれ、路床が緩い状態でした。舗装は表面のアスファルトではなく、その下の路床が最終的に車の重さを受け止めます。毎日多くの車が出入りする駐車場ですから、地盤を固めずに仕上げる選択はないと判断し、セメント改良で支持力を確保してから舗装に入りました。
ただ、セメント改良にも割り切りがあります。現地の土を活かすので残土の処分は抑えられる一方、固めた地盤は後から掘り返しにくく、将来の配管や植栽といった変更の自由度は下がります。土を入れ替える方法は融通が利く代わりに処分費がかさみます。どちらが正解ということはなく、その土地を何年どう使うかで最適解は変わります。
解体跡地の活用は、規模の大小よりも地盤の見立てが先です。数台分でも広い敷地でも構いません。現地調査は、事前に現場の住所・おおよその広さ・現状をお知らせいただいたうえで日程を調整しますので、まずは今の地面の状態を見せてください。
駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部 幸一
費用の考え方
個別案件の受注金額は公開していませんが、解体跡地を駐車場に整備する場合の費用は「地盤改良費+舗装費+付帯工事費」の合計で考えるのが基本です。
舗装費については、一般的な相場観としてアスファルト舗装で1㎡あたり3,000〜7,000円、コンクリート舗装で8,000〜13,000円が目安です。当社の参考価格はアスファルト5,000円/㎡〜、コンクリート8,000円/㎡〜となっています。地盤改良費は、地盤の状態や改良する深さ・範囲によって大きく変わるため、現地調査のうえ個別にお見積もりする部分です。区画線は1台分のU字ラインで5,000〜10,000円程度が一般的な目安で、街灯などの付帯設備は仕様により異なります。なお、2026年は労務単価や合材価格が上昇局面にあり、見積もりが上振れしやすい時期です。
※㎡単価は一般的な相場観です。約50㎡未満の小規模な工事では、職人の人件費・重機の回送費など面積に比例しない固定費が費用の大半を占めるため、㎡単価では算出できません(車1台分程度でも30万円前後からが目安)。総額はお見積りでご案内します。
工法別の単価や見積書の見方は「駐車場舗装の費用相場」で詳しく解説しているほか、「概算料金シミュレーター」で面積と工法から費用の目安を確認できます。
※概算シミュレーターは広さと施工方法だけで算出する簡易的な目安です。諸経費や現地の条件は含まれていないため、正式なお見積りとは異なります。
よくある質問
解体跡地は必ず地盤改良が必要ですか?
必ずではありません。解体の方法や埋め戻しの状態によって地盤の緩み方は異なるため、現地調査で地盤の状態を確認したうえで、改良の要否や範囲をご提案します。当社は現地調査は事前に現場の情報をお知らせいただいたうえで行っていますので、まずは現状を見せてください。
病院など施設の駐車場工事で、利用への影響が心配です。
工事範囲を分けて段階的に施工する、車の出入りが少ない時間帯・曜日に合わせて工程を組むなど、施設の運用に合わせた計画をご提案できます。なお、舗装工事は品質確保のため雨天は原則中止となり、天候によって工程が前後する場合がある点はあらかじめご了承ください。
区画線や街灯などもまとめて依頼できますか?
はい、可能です。本事例でも、舗装に加えて街灯2箇所の設置と区画線の設計・施工までまとめて対応しました。区画線は当社で設計を作図し、設計施工で完了しています。窓口が一つにまとまることで、打ち合わせや工程調整の手間を減らせます。
対応エリア・無料見積もりのご案内
駐車場舗装工事PRO(株式会社K.Y.S)は、横浜市を中心に神奈川県内と東京都町田市・八王子市で駐車場舗装工事を行っています。解体跡地の駐車場整備、病院・事業所の駐車場の舗装や補修など、お見積もりは無料です。
お電話でのご相談はTEL 045-301-3949(平日9:00〜17:00)、メールでのご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。病院・法人・管理会社のご担当者様は法人・管理会社様向け窓口もご利用いただけます。
監修:駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部幸一(神奈川県知事許可(般-6)第75223号)。創業25年、公共の道路舗装から個人宅の駐車場まで手がける舗装のプロフェッショナル。