この記事の要点
- 駐車場のコンクリート舗装の単価は、一般的な相場観として1㎡あたり8,000〜13,000円程度。当社の参考価格は8,000円/㎡〜です
- 車1台分(約12〜15㎡)なら約10万〜20万円が目安。ただし面積が小さいほど㎡単価は割高になります
- 単価を左右するのは厚み・ワイヤーメッシュ・目地・残土処分など、コンクリート特有の仕様です
- 施工日数は2〜3台分で2〜3日程度ですが、車を乗り入れられるまで別途1週間前後の養生期間が必要です
- ひび割れの多くは地盤・路盤づくりと目地の設計で防げます。広い駐車場や工期重視ならアスファルトとの使い分けも検討しましょう
駐車場のコンクリート舗装 単価の相場|まず結論から
駐車場舗装をコンクリートで行う場合の費用は、一般的な相場観として次のとおりです。アスファルトとの比較でご覧ください。
※㎡単価は一般的な相場観です。約50㎡未満の小規模な工事では、職人の人件費・重機の回送費など面積に比例しない固定費が費用の大半を占めるため、㎡単価では算出できません(車1台分程度でも30万円前後からが目安)。総額はお見積りでご案内します。
| 工法 | 単価の目安(1㎡あたり) | 耐用年数の目安 |
|---|---|---|
| コンクリート舗装 | 8,000〜13,000円程度(当社参考価格 8,000円/㎡〜) | 20〜30年 |
| アスファルト舗装 | 3,000〜7,000円程度(当社参考価格 5,000円/㎡〜) | 10〜15年 |
駐車場1台分の面積は約12〜15㎡(幅2.5m×奥行5〜6m程度)が目安ですので、台数ごとに換算すると次のようになります。
| 駐車台数 | 面積の目安 | コンクリート舗装の費用目安 |
|---|---|---|
| 1台分 | 約12〜15㎡ | 約10万〜20万円 |
| 2台分 | 約25〜30㎡ | 約20万〜39万円 |
| 3台分 | 約36〜45㎡ | 約29万〜59万円 |
初期費用はアスファルトの2倍前後になりますが、耐用年数が20〜30年と長いため、長期で使う駐車場では張り替え回数まで含めた総額で比較するのが正解です。なお、上記はあくまで一般的な目安であり、実際の金額は地盤の状態・搬入経路・残土の量など現場条件で変動します。正確な費用は現地調査の上で確定しますので、参考値としてご覧ください。工法全体の相場感や見積書の見方は駐車場舗装の費用相場を専門業者が解説|工法別単価と見積もりの見方で詳しくまとめています。
単価の内訳|コンクリート舗装は何にお金がかかるのか
標準的な工事の内訳
コンクリート舗装の見積もりは、おおむね次の項目で構成されます。
- 掘削・残土処分:舗装の厚み分だけ土を掘り、出た土を場外へ運搬・処分します
- 路盤工:砕石(さいせき。岩を砕いた材料)を敷いて締め固め、コンクリートを支える下地をつくります
- 型枠・ワイヤーメッシュ:打設範囲を囲う型枠と、ひび割れを抑える鉄製の網を設置します
- 生コン打設・仕上げ:生コンクリートを流し込み、表面を均して仕上げます
- 目地(めじ)工:ひび割れを制御するための切れ目を計画的に入れます
アスファルトと違い、型枠・ワイヤーメッシュ・目地・長い養生といった手間が単価に上乗せされる構造です。ここがコンクリートの単価が高くなる理由そのものです。
単価が上がりやすい条件・抑えられる条件
- 面積が小さい:重機回送費や諸経費は面積にかかわらず発生するため、1台分だけの工事は㎡単価が割高になりがちです
- ミキサー車が近づけない:奥まった敷地では小運搬やポンプ車の手配が必要になり、費用が加算されます
- 厚みを増す必要がある:トラックなど重量車両が入る駐車場は版を厚くするため、材料費が増えます
- 残土が多い・地盤が悪い:掘削量の増加や地盤改良が必要な場合は、その分の費用がかかります
コンクリート舗装の厚み・ワイヤーメッシュ・目地|土間コンクリート駐車場の標準仕様
見積もりを比較するとき、金額だけでなく仕様を見ることが重要です。同じ「コンクリート舗装一式」でも、厚みやメッシュの有無で耐久性はまったく変わります。
厚みの目安
乗用車だけが乗る駐車場なら、一般にコンクリートの厚み10cm程度+砕石路盤10cm程度が標準的な仕様です。トラックなどの重量車両が出入りする場合は、厚み15cm程度に増すのが一般的です。厚みを1cm削れば材料費は下がりますが、たわみやひび割れのリスクに直結するため、当社では用途に合わない減厚はおすすめしていません。
ワイヤーメッシュの役割
ワイヤーメッシュは、コンクリートの中に入れる格子状の鉄筋網です。ひび割れが起きたときに隙間が広がるのを抑え、版がバラバラに動くのを防ぎます。大切なのは入れる位置で、底に敷いたままではほとんど効果がありません。スペーサーで浮かせて厚みの中央付近に保持するのが正しい施工です。見えなくなる部分こそ、業者の丁寧さが出るところです。
目地の設計
コンクリートは乾燥や温度変化で必ず伸び縮みするため、あらかじめ切れ目(目地)を入れて、ひび割れをその位置に誘導します。一般におおむね3〜5m間隔、1区画20〜25㎡程度以下を目安に割り付けます。目地は駐車場の見た目のデザインにもなるため、区画割りと合わせて計画すると仕上がりがきれいです。土間コンクリートの駐車場で数年後の差が出るのは、この目地設計と言っても過言ではありません。
工期と養生期間|アスファルトとの一番大きな違い
住宅用(2〜3台)の駐車場の場合、施工日数の目安はコンクリートで2〜3日程度です(アスファルトは1〜2日程度)。ただしコンクリートは打設後すぐには強度が出ないため、車の乗り入れまで一般に1週間前後の養生期間が必要です。気温の低い冬場はさらに長めに見る必要があります。歩行だけなら数日で可能なケースが多いものの、乗り入れ開始のタイミングは現場の状況を見て当社からご案内します。
「工事翌日から車を停めたい」という場合はアスファルトが有利です。また、雨天時の施工は品質に影響するため、当社では原則中止して日程を再調整しています。工期に多少の余裕を見ておいていただけると確実です。
駐車場のコンクリートのひび割れ|原因と防ぐための施工
心配のいらないひび・注意が必要なひび
コンクリートのひび割れには2種類あります。乾燥収縮による髪の毛のような細いひび(ヘアクラック)は表面的なもので、構造上の問題がないことがほとんどです。一方、地盤沈下や路盤の締め固め不足が原因のひびは、段差や広がりを伴って進行するため注意が必要です。
ひび割れを防ぐ4つのポイント
- 地盤・路盤をしっかりつくる:ひび割れ対策の8割は舗装の下で決まります。路盤の締め固めが不十分だと、どんなに良い生コンでも割れます
- 軟弱地盤は改良してから舗装する:建物の解体跡地などは地盤が緩んでいることが多く、そのまま舗装すると沈下やひび割れの原因になります。当社が施工した解体後の地盤をセメント改良して舗装した病院関係者様用駐車場では、セメント改良で地盤を安定させてから舗装を行い、長く安心してお使いいただける仕上がりを目指しました
- ワイヤーメッシュを正しい位置に入れる
- 目地を適切な間隔で入れ、養生期間を守る
逆に言えば、この4点を省いた「安い見積もり」は、数年後のひび割れや沈下につながりかねません。単価を比較する際は、地盤・路盤にどこまで手をかけるかを必ず確認してください。
アスファルトとの使い分け|メリット・デメリットと判断基準
コンクリート舗装のメリット・デメリットを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | コンクリート舗装 | アスファルト舗装 |
|---|---|---|
| 単価の目安 | 8,000〜13,000円/㎡程度 | 3,000〜7,000円/㎡程度 |
| 耐用年数の目安 | 20〜30年 | 10〜15年 |
| 使用開始まで | 施工2〜3日+養生1週間前後 | 施工1〜2日、当日〜翌日には利用可 |
| 夏場の変形 | 強い(ハンドルの据え切りにも強い) | 高温時はタイヤ跡がつくことがある |
| 見た目・路面温度 | 明るく、夏の照り返しでも表面温度が上がりにくい | 黒く、夏場は高温になりやすい |
| 部分補修 | やや不向き(打ち替えが基本) | 部分的な補修がしやすい |
コンクリートが向くケース
- 急な勾配がある、切り返しや据え切りが多い(変形に強い)
- 20年以上使う前提で、張り替えの手間と総額を抑えたい
- 住宅まわりで明るい見た目に仕上げたい
アスファルトが向くケース
- 月極や店舗など面積が広い駐車場(機械施工で単価と工期を大きく抑えられます)
- 工事中の休業・利用制限を最小限にしたい場合。当社の海老名の砂利駐車場をアスファルト舗装に|24台分を2日間で施工では、店舗の営業への影響を抑えるため、24台分の駐車場を2日間で仕上げました
- 初期費用を優先したい場合
アスファルトの費用の詳細は駐車場のアスファルト舗装費用はいくら?面積別の目安と価格が変わる7つの要因をご覧ください。透水性舗装・カラー舗装まで含めた4工法の比較は「アスファルトとコンクリート、駐車場に向くのはどっち?4工法を専門業者が比較」もご覧ください。どちらが向いているか判断がつかない場合も、現地を拝見すれば具体的にご提案できます。当社の対応工事はサービス一覧で紹介しています。
よくある質問
見積もりや現地調査にお金はかかりますか?
かかりません。お見積もりは無料です。調査後にしつこい営業をすることもありませんので、比較検討の材料としてもお気軽にご利用ください。
工事のあと、いつから車を停められますか?
コンクリート舗装の場合、打設後1週間前後の養生期間を目安にお考えください。気温の低い時期はもう少し長くかかります。乗り入れを始めてよいタイミングは、現場の状態を確認したうえで当社からご案内します。
見積もり後に追加費用が発生することはありますか?
お見積もりは現地調査の結果をもとに作成するため、原則として調査で把握した条件は金額に織り込みます。掘削後に想定外の地中埋設物が見つかった場合など、追加の工事が必要になるときは、事前にご説明し、ご相談させていただきます。
雨の日でも工事はできますか?
雨天時の施工は舗装の品質に影響するため、原則中止とし、日程を再調整させていただいています。仕上がりを最優先するための対応ですので、ご理解いただけますと幸いです。
施工後の保証はありますか?
当社では保証制度は設けておりません。ただし、当社の施工に起因する不具合や、施工後間もない時期の一部手直しについては、内容に応じて個別にご相談ください。
対応エリア・無料見積もりのご案内
駐車場舗装工事PRO(株式会社K.Y.S)は、横浜市を中心に神奈川県内と東京都町田市・八王子市で駐車場舗装を手がけています(エリア外もご相談ください)。創業25年、下請けを使わない完全自社施工で、公共の道路舗装で培った品質をコンクリート舗装・アスファルト舗装のどちらにも活かしています。
「うちの駐車場はコンクリートとアスファルトのどちらが合うのか」「この見積もりの仕様は適正か」といったご相談だけでも歓迎です。お電話(045-301-3949、受付 平日9:00〜17:00)、またはお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。現地調査のうえ、根拠のあるお見積もりを無料でご提示します。
監修:駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部幸一(神奈川県知事許可(般-6)第75223号)。創業25年、公共の道路舗装から個人宅の駐車場まで手がける舗装のプロフェッショナル。