工場や倉庫の資材置き場を砂利敷きのまま使っていると、雨の日のぬかるみや粉塵、わだちの発生に悩まされがちです。今回ご紹介するのは、砂利敷きだった資材置き場250㎡をアスファルト舗装に改修し、従業員用の駐車スペースもあわせて確保した施工事例です。資材置き場の舗装を検討している工場・倉庫のオーナー様、事業者様に向けて、施工のポイントと費用の考え方を横浜の駐車場舗装専門業者が解説します。
この記事の要点
- 砂利敷きの資材置き場250㎡をアスファルト舗装に改修し、資材置き場と従業員駐車場を兼ねたスペースを確保した事例です。
- 横断勾配2%・縦断勾配1%を確保し、雨水が滞留しにくい舗装面に仕上げました。
- 路盤の転圧(締め固め)を丁寧に行うことで、舗装後の沈下や不陸(路面の凹凸)を防ぎます。
- 費用はアスファルト舗装の一般的な相場3,000〜7,000円/㎡が目安で、路盤の状態や搬入条件により変動します。
現場の概要
今回の現場の概要は次のとおりです。詳細は施工事例ページ「資材置き場の砂利駐車場を250㎡アスファルト舗装|従業員駐車場も確保」でもご覧いただけます。
※㎡単価は一般的な相場観です。約50㎡未満の小規模な工事では、職人の人件費・重機の回送費など面積に比例しない固定費が費用の大半を占めるため、㎡単価では算出できません(車1台分程度でも30万円前後からが目安)。総額はお見積りでご案内します。
| 工事内容 | 砂利敷き駐車場からアスファルト舗装への改修 |
|---|---|
| 舗装面積 | 250㎡ |
| 施工前の状態 | 砂利敷きの資材置き場 |
| 舗装後の用途 | 資材置き場+従業員用駐車場 |
| 勾配設定 | 横断勾配2%・縦断勾配1% |
| 施工 | 株式会社K.Y.S(完全自社施工) |
ご相談の背景・課題
この現場は、もともと砂利敷きのまま資材置き場兼駐車スペースとして使われていました。砂利敷きは初期費用を抑えられる一方、事業用地として使い続けるうえでは、次のような課題が起こりやすいのが実情です。
- 雨天時のぬかるみ:トラックのタイヤが取られたり、資材や従業員の靴が泥で汚れたりします。
- 砂利の飛散・粉塵:車両の出入りで砂利が敷地の外へ飛び散り、乾燥した時期は土ぼこりも立ちやすくなります。
- わだち・凹凸:同じ場所を車両が繰り返し通ることで凹みができ、台車の走行や重量物の移動がしづらくなります。
今回は、資材置き場としての利用に加えて従業員の駐車場も確保する計画で、250㎡全体をアスファルト舗装に改修することになりました。舗装によって路面が安定すると、車両の出入りや資材の積み下ろしがしやすくなります。砂利敷きと舗装の比較は「駐車場を砂利のままにするデメリット|アスファルト化の費用対効果」で詳しく解説しています。
資材置き場250㎡を舗装する際の施工のポイント
排水を左右する勾配設計(横断2%・縦断1%)
本工事では、横断勾配2%・縦断勾配1%を確保して施工しました。舗装は「平らに見えて、実はわずかに傾けてつくる」のが基本です。適切な勾配があることで雨水が自然に流れ、水たまりの発生を抑えることにつながります。
当社は公共工事(道路舗装)の経験があり、道路づくりで求められる勾配管理の考え方を、民間の駐車場や資材置き場の施工にも活かしています。250㎡という広さになると、勾配の設定を誤った場合に水が集まる範囲も大きくなるため、施工前の高さ計画がいっそう重要になります。勾配と水はけの関係は「駐車場の水たまりの原因と直し方|勾配設計を公共工事経験者が解説」もあわせてご覧ください。
仕上がりと耐久性を決める路盤の転圧
アスファルト舗装の寿命を左右するのは、表面のアスファルトだけでなく、その下で舗装を支える路盤(ろばん:砕石などでつくる基礎の層)です。本現場でも、転圧(締め固め)を行ったうえでアスファルトを舗設しました。路盤をしっかり締め固めることで舗装後の沈下や不陸を防ぎ、トラックのような重い車両が出入りしても長く使える駐車場になります。
250㎡の大規模施工も完全自社施工で対応
当社は創業25年、見積もりから施工まで下請けに出さない完全自社施工の会社です。今回のような250㎡規模の事業用地でも、住宅の駐車場と同じ体制で自社の職人が施工します。打ち合わせた内容がそのまま現場に伝わるため、仕様の食い違いが起こりにくく、工事中のご要望にも直接お応えしやすいのが完全自社施工の利点です。
現場写真




資材置き場の舗装費用の考え方
個別案件の受注金額は公開していませんが、資材置き場の舗装費用を検討する際の考え方をご紹介します。
アスファルト舗装の一般的な相場観は3,000〜7,000円/㎡です。仮に250㎡をこのレンジで単純計算すると75万〜175万円程度と、大きな幅が出ます。幅が生まれるのは、既存地盤の状態(路盤をどこまでつくり直すか)、水勾配や排水先の条件、重機・運搬車両の搬入条件などによって手間が変わるためです。砂利敷きからの改修では、既存の砕石を路盤の一部として活かせるかどうかも金額に影響します。
当社の参考価格はアスファルト舗装5,000円/㎡〜です。なお、近年は設計労務単価やアスファルト合材価格が上昇傾向にあり、見積金額が上振れしやすい状況です。計画がある場合は早めに見積もりを取り、単価だけでなく路盤や整正などの内訳まで確認しておくことをおすすめします。㎡単価の内訳や面積別の総額目安は「アスファルト舗装の価格・費用相場|㎡単価と10坪・20坪の総額目安」で詳しく解説しています。
監修者からの一言
この現場は砂利敷きのまま資材置き場と駐車スペースを兼ねて使われ、車両の通り道にわだちと凹凸が出ていました。250㎡を舗装するにあたり最初に決めたのは高さの計画です。横断勾配2%・縦断勾配1%を確保し、路盤を転圧してからアスファルトを舗設しました。面積が広いほど、勾配を読み違えたときに水の集まる範囲も広がります。
ただ、勾配は強くすればいいというものではありません。水を早く逃がすなら傾きは大きいほど有利ですが、資材を平置きし、台車やフォークリフトを扱う置き場では、その傾きがそのまま使いにくさになります。逆に平坦へ寄せれば物は置きやすくても、250㎡の広さでは水が残りやすい。どちらが正解ということはなく、何を置き、どの車両が入るかで最適な数字は変わります。
砂利敷きの置き場でお困りなら、広さの大小を問わずご相談ください。敷地の一角だけでも構いません。お見積もりは無料です。
駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部 幸一
よくある質問
資材置き場を使いながら舗装工事はできますか?
敷地の広さや資材の量にもよりますが、区画を分けて順番に施工するなど、業務への影響を抑える工程の組み方をご相談いただけます。現地調査の際に、資材の仮置き場所や車両の動線もあわせて確認しますので、まずは現状をお聞かせください。なお、アスファルト舗装は雨天では原則施工を行わないため、工程には天候による予備日を見込んでおくと安心です。
砂利の上からそのままアスファルト舗装はできますか?
既存の砂利をそのまま下地にできるかどうかは、現状の締まり具合や凹凸の程度によります。一般に、長年使われた砂利敷きにはわだちや緩みがあるため、不陸整正(高さの調整)と転圧を行い、必要に応じて砕石を補充してからアスファルトを舗設します。既存の砕石を活かせる場合は、路盤を全面的に新設するより費用を抑えやすくなります。
トラックやフォークリフトが乗っても大丈夫ですか?
資材置き場では乗用車より重い車両が出入りすることが多いため、想定される車両の重さや通行の頻度に応じて、路盤の厚さや舗装の構成を検討するのが一般的です。現地調査の際に、出入りする車両の種類(大型トラック・フォークリフトなど)と使い方をうかがったうえで、条件に合った仕様をご提案します。
対応エリア・無料見積もりのご案内
駐車場舗装工事PRO(株式会社K.Y.S)は、横浜市を中心に神奈川県内と東京都町田市・八王子市で、駐車場・資材置き場の舗装工事を承っています。創業25年、公共工事(道路舗装)の経験を持つ完全自社施工の体制で、お見積もりは無料です。
「砂利敷きの置き場を舗装したい」「まず概算だけ知りたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。お電話(045-301-3949・平日9:00〜17:00)または無料見積もりフォームからどうぞ。法人・不動産管理会社のご担当者様は法人・管理会社様向け窓口もご利用いただけます。
監修:駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部幸一(神奈川県知事許可(般-6)第75223号)。創業25年、公共の道路舗装から個人宅の駐車場まで手がける舗装のプロフェッショナル。