この記事の要点
- 戸建て住宅の駐車場で、道路からの出入り口を移動し、出入り口の段差を解消した施工事例です。
- 段差のある出入り口は、車の底やバンパーを擦る・乗り入れのたびに衝撃が出るなど、毎日の使い勝手に直結します。
- 出入り口を移動する工事では、縁石まわりの処理と、道路面への高さ調整(すりつけ)が仕上がりを左右します。
- 歩道や縁石がある道路では「切下げ」の手続きが関係する場合があるため、道路管理者への事前確認が欠かせません。
現場の概要
本記事は、当社の施工事例「駐車場出入り口の移動と段差解消工事|一戸建ての駐車場」を、施工者の視点から詳しくご紹介するものです。
| 現場 | 一戸建て住宅の駐車場 |
|---|---|
| 工事内容 | 道路から駐車場への出入り口の移動、出入り口部分の段差解消 |
| 施工 | 株式会社K.Y.S「駐車場舗装工事PRO」(完全自社施工) |
ご相談の背景・課題
この現場では、道路から駐車場への出入り口部分に段差が生じており、あわせて出入り口の位置そのものを見直すことになりました。道路と駐車場の間に段差があると、一般に次のような不便が生じやすくなります。
- 車の底やバンパーを擦ってしまうおそれがある
- 乗り入れのたびに大きな衝撃や振動が発生する
- タイヤや車体への負担が積み重なる
また、出入り口の位置が前面道路の状況や車の動線と合っていないと、切り返しの回数が増えたり、斜めに進入して縁石にタイヤを当ててしまったりと、段差とは別のストレスも生まれます。「段差の解消」と「出入り口の位置の見直し」を同時に行えば、こうした悩みをまとめて解決できます。今回の工事は、まさにその両方に取り組んだ事例です。
駐車場の段差解消工事のポイント
縁石まわりの処理が仕上がりを決める
出入り口の移動を伴う工事では、道路との取り合い(道路と敷地が接続する部分)の処理が仕上がりを左右します。なかでも重要なのが縁石まわりです。新しく出入り口にする部分は車が乗り入れられる形状に整え、元の出入り口だった部分は必要に応じて縁を復旧し、駐車場の輪郭をきちんと確定させます。ここの処理が中途半端だと、見た目だけでなく、雨水の流れや段差の再発にも影響してきます。
道路面への「すりつけ」で段差をなくす
段差の解消は、単に舗装をかさ上げすれば良いわけではありません。道路面と駐車場面の高さを測り、車が滑らかに乗り入れられる勾配で舗装をすりつけて(なだらかにつなげて)いきます。勾配がきつすぎれば結局バンパーを擦りますし、緩すぎれば敷地側と高さが合わなくなるため、現地での高さ調整が職人の腕の見せどころです。当社は公共の道路舗装工事の経験があり、こうした道路との取り合い部分の施工を得意としています。
切下げとの関係も確認する
前面道路に歩道や縁石がある場合、出入り口の新設・移動には「切下げ」(歩道や縁石を車の乗り入れ用に低く造り替える工事)が関係することがあります。切下げは道路管理者への申請・承認を伴うのが一般的で、基準や手続きは自治体や道路の状況によって異なるため、事前の確認が欠かせません。費用の目安や手続きの概要は「L型側溝の切下げ工事の費用は15〜40万円が目安|申請から施工の流れ」で解説しています。当社では現地調査の際に、切下げが関係しそうなケースかどうかの見立てからご相談いただけます。
現場写真



駐車場の段差解消にかかる費用の考え方
個別案件の受注金額は公開していませんが、同じような工事をご検討中の方のために、一般的な相場観を整理します。
- アスファルト舗装:3,000〜7,000円/㎡が一般的な相場観(当社参考価格は5,000円/㎡〜)
- 既存舗装の撤去・処分:1,000〜2,500円/㎡
- 側溝の切下げを伴う場合:15〜40万円程度
戸建ての駐車場1台分はおよそ12〜15㎡が目安です。出入り口の移動では、舗装する面積そのものは小さくても、縁石の処理や高さ調整といった手間が費用に影響します。なお、2026年は労務単価やアスファルト合材の価格が上昇局面にあり、見積金額が以前より上振れしやすい時期です。工法別の単価は「駐車場舗装の費用相場(工法別単価と見積もりの見方)」で、お手元での目安確認は「駐車場舗装の概算料金シミュレーター」でご確認いただけます。正確な金額は現地の状況で変わるため、現地調査のうえでのお見積もりが確実です(見積無料)。
※㎡単価は一般的な相場観です。約50㎡未満の小規模な工事では、職人の人件費・重機の回送費など面積に比例しない固定費が費用の大半を占めるため、㎡単価では算出できません(車1台分程度でも30万円前後からが目安)。総額はお見積りでご案内します。
※概算シミュレーターは広さと施工方法だけで算出する簡易的な目安です。諸経費や現地の条件は含まれていないため、正式なお見積りとは異なります。
監修者からの一言
この現場は戸建ての駐車場で、出入り口に段差があり、位置そのものも見直すことになりました。道路面と駐車場面の高さを実測し、滑らかに乗り入れられる勾配で舗装をすりつけています。新しい出入り口は乗り入れやすい形状に整え、元の出入り口側は縁を復旧しました。縁石まわりの処理は、雨水の流れや段差の再発にも直結するからです。
すりつけの勾配は、緩やかなほど車には優しい一方で、すりつけ区間が敷地の奥まで伸び、駐車スペースが削られます。短く納めれば敷地は広く使えますが、勾配は急になり、車高の低い車では底を擦る余地が残ります。どちらが正解ということはなく、停める車や敷地の余裕によって最適解は変わります。現地で高さを測り、使い方を伺ったうえで落としどころを決めています。
段差だけ、出入り口だけといったご相談でも構いません。規模の大小は問いませんので、気になる段差があれば一度現地を見せていただければと思います。
駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部 幸一
よくある質問
出入り口の段差解消だけを依頼することはできますか?
可能です。出入り口の位置は変えずに、段差部分のすりつけだけを行う工事にも対応しています。段差の程度や道路との高低差によって適した方法が変わるため、まずは現地を拝見してご提案します。
出入り口の位置を変える場合、切下げの申請は必ず必要ですか?
前面道路の状況(歩道・縁石の有無など)や自治体によって扱いが異なるため、一概には言えません。申請の要否や手続きの内容は道路管理者への確認が必要です。当社では現地調査の際に状況を確認し、必要な段取りを含めてご案内します。
工事にはどのくらいの日数がかかりますか?
住宅用のアスファルト舗装で1〜2日、コンクリート舗装で2〜3日が一般的な目安です。出入り口の移動や縁石の処理を伴う場合は、内容により日数が前後します。また、雨天時は品質確保のため原則として工事を中止し、日程を調整いたします。
対応エリア・無料見積もりのご案内
駐車場舗装工事PRO(株式会社K.Y.S)は、横浜市を中心に神奈川県内と東京都町田市・八王子市で、駐車場の舗装工事や出入り口まわりの工事を承っています。創業25年・完全自社施工で、公共の道路舗装から個人宅の駐車場まで一貫して手がけてきました。「出入り口で車の底を擦る」「駐車場が使いにくい」といったお悩みは、お電話(TEL:045-301-3949、平日9:00〜17:00)またはお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。お見積もりは無料です。
監修:駐車場舗装工事PRO 代表取締役 阿部幸一(神奈川県知事許可(般-6)第75223号)。創業25年、公共の道路舗装から個人宅の駐車場まで手がける舗装のプロフェッショナル。